サイゴン路地裏物語

ベトナム・ホーチミン市の路地裏に住む日本人が見た素顔のベトナム人。


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サイゴン路地裏物語



ベトナム人女性はほめ上手

「私の夫は世界一素晴らしいと思う。そんな男性と結婚できて私は本当に幸せ」
そう語るのは、結婚して13年目になるトゥーさん。11歳と6歳になる2人の娘さんがいる。彼女に会うと、必ず出てくるのが旦那さんの自慢話である。

トゥーさん夫妻は共働きだ。結婚した時、彼女は大手英語学校で勤務していたが、出産を機に退職した。「旦那は会社員で在宅勤務はできないけど、私は学校を辞めても自宅で英語を教えることができるから」というのが夫婦で話し合った結論だったそうだ。

平日は、夫が帰宅すると家事・育児を担当してくれるので、彼女は夜になると自宅で英語のオンライン家庭教師をしている。夫の会社が休みになる週末は、彼女は元の勤務先である英語学校に出勤し、終日教鞭をとるという生活だ。

「彼も仕事を持っているのに、家事も育児もとても積極的に分担してくれるのよ。私のほうが申し訳ないと思うくらい」
だそうだ。

「それより何より、彼は私のことを心から愛してくれているの」
彼女の「夫自慢」はこのセリフで締めくくられる。やはり、これがいちばん大事らしい。

人によってかなり差はあるが、総体的にベトナム人女性は「男性をほめるのが上手」だと思う。ある結婚披露宴に参加したときのことだ。私の座っているテーブルは既婚女性ばかりだった。披露宴の間中、尽きることなく「夫の自慢合戦」が繰り広げられるので驚いた。

興味を引いたのは、たまたまかもしれないが、夫の経済力や会社での地位に関する自慢話が、出てこなかったことだ。「髪型を変えたらほめてくれた」「自分の親と同じくらい、私の両親も大切にしてくれる」「会社が休みの日に料理を作ってくれた」など、お金がかからないことばかりである。

「この程度のことで、妻に喜んでもらえるのなら、私にもできそうだな」と大いに参考にさせてもらった。もっとも、それが実行できているかとなると、心もとないが。

私の義理の母もほめ上手だ。義母の友人に会うと「ああ、あなたがよくできたお婿さんね、あなたの義母さんから、いつも自慢話を聞かされていますよ」と言われるのである。何をほめてくれているのか分からないが、そう言われると「いい義理の息子にならねば」と感じてしまう。

ベトナム女性に関しては「しっかり者」という評価が定着している反面、男性の評判はあまりよろしくない。披露宴でほめられていたご主人さん達も、おそらく平均的なベトナム人男性だろう。

奥さんの側には「ほめることで良い夫になるように誘導しよう」という意識が、どこかに働いているのではないだろうか。ほめられて悪い気になる人はいないし、その期待に応えようとするのは人情だからだ。「ほめる」というのは、ベトナム人女性の「男性操縦術」の1つなのではないかと私は考えている。

もし「奥さん同士で集まると夫の愚痴話になる」という人がいたら、一度、意識的に「夫の自慢話」をしてみてはどうだろう。自分のいないところで、奥さんがほめてくれていたことを知った夫は、きっと発奮するだろうから。

【写真キャプション】
ベトナムの披露宴は、参加者が多くにぎやかでカジュアルな雰囲気だ。

(初出:時事速報ベトナム版2019年08月20日/改稿:2020年10月26日)
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