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サイゴン路地裏物語 2020/10/12 楽観主義というDNA 楽観主義というDNA 久しぶりにバイクタクシーに乗った。私自身、普段は自分で運転するバイクで移動するし、そうでない場合には配車アプリでバイクを呼ぶから、バイクタクシーに乗ることはめったにない。時代の流れなのだろう、街中で客待ちをしているバイクタクシーの姿を見る機会はすっかり減った。 私より少し年配の男性が運転するバイクの後部座席に乗りながら、私は20年ほど前に知り合った中年のバイクタクシー運転手のことを思い出していた。彼がいつも客待ちをしていたのは、ホーチミン市内中心部にあるグエンフエ通りとレロイ通りの角である。 何度か通りかかるうちに顔見知りになり、 「おじさん、今日も朝早くから仕事なんだねえ」 「ウチには子供が多いから、朝から晩までこうして炎天下で働かなきゃならないのさ」 などと軽口を交わし合うようになったのだ。 あるとき、彼の身の上話を聞いていた私が 「おじさん、貧乏で大変だね」 と同情すると、彼が真顔になって、こう言い返してきたのである。 「オレは貧乏じゃない」 「え?」 意外そうな顔をしている私に彼は、笑顔でこう言い放った。 「まだ金持ちになっていないだけさ」 私は、このときのことを今も鮮明に覚えている。赤銅色に日焼けした顔、着ている服はよれよれで、乗っているのは年季の入ったホンダのカブタイプの年季の入ったバイクだ。そんな生活を続けていて、彼が数年後に金持ちになっているとはとても思えない。でも彼は「何年後になるかは分からないけどさ、いずれは金持ちになっていい暮らしをするんだよ」と自信満々なのである。 私は「ベトナム人のDNA(遺伝子)には楽観主義が組み込まれているに違いない」と思うことがある。彼らは「今日よりは明日が、現在よりは未来のほうが良くなる」と無意識のうちに確信しているように感じるのだ。前述のバイクタクシーの運転手のように、何の根拠もないことも多いのだが。 対照的に、私を含め日本人は総じて心配性だ。これは悪いことではない。「備えあれば憂いなし」という言葉にもある通り、自分の人生や社会の将来について真剣に悩み、対策を考えるのは、日本人の美点であると思う。対照的に老後の備えなど何もないのに、ヘラヘラ笑って毎日を過ごしているベトナム人を見ると「もうちょっと真面目に将来のことを考えたら」と、忠告の一つもしたくなる。 ただ、素敵な未来を信じて笑顔で生活するのと、未来のことを憂いながらしかめ面で生活するのと、どちらを選ぶかというと、私は断然、前者だ。ここで暮らすうちに、私はベトナム人の楽観主義に感化されてしまったのかもしれない。 【写真キャプション】 観光名所の前で客待ちをするバイクタクシー (初出:時事速報ベトナム版2019年06月24日/改稿:2020年10月12日) コメント(0)