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サイゴン路地裏物語 2021/08/02 ベトナム人妻を持つ日本人に学ぶ ベトナム人妻を持つ日本人に学ぶ 「ベトナム人が何を考えているのか、よく分からない」 当地で暮らすほとんどの方は、こんなため息をつくような思いをしたことがあるのではないだろうか。ベトナムとの付き合いが25年を超え、ベトナム人の妻との結婚生活が20年を迎えた私でも、いまだに意表を突かれることがある。 ホーチミン市には、そういうときに頼りになる心強い仲間がいる。「ベトナム人の妻を讃える会」というベトナム人を配偶者に持つ日本人男性の集まりだ。3カ月に1回程度のペースで、気楽な夕食会を開いている。 2020年6月25日は発足10周年を記念する会合だった。当日は、在住期間と結婚生活が長い2人を特別講師として招いた。私も勉強させてもらうおうと参加した。 1人は、市内で製菓会社を経営する安田佳朗さん。ベトナムに来たのは1994年で、結婚したのは25年前。印象的だったのは、日本にいるお父さんの介護が必要になったときに、奥さんのアインさんが手厚く面倒を見てくれたという話だ。 安田さんとアインさんは共同経営者で、2人そろってベトナムを離れるわけにはいかず、3か月交代で日本に行くことにした。アインさんにとっては言葉も十分には通じない異国の地。しかも面倒を見るのは自分の親ではない。ところがその献身的な介護ぶりは地元で評判になるほどで、安田さんには「ベトナムの女性は素晴らしい。うちの息子の嫁にも誰か紹介してくれないか」という依頼が来たという。 アインさんと同じようにできる人は、ベトナム人でも多くはいないだろう。しかし「家族思い」という点は共通する。ベトナム人を理解する上で、「家族」が重要なキーワードだと改めて感じた。 もう1人のゲストは丹後博資さん。偶然にも安田さんと同じ菓子製造業を営んでいるという。91年にベトナムの地を踏み、結婚生活は26年になった。今年で80歳というが、立ち居振る舞いを見ていると、とてもそんなには見えない。 丹後さんは「気持ちを言葉にすることの大切さ」を語った。 「毎日、『愛しているよ』と言うのです。そうすれば奥さんはご機嫌になる。そして夫にも、それは良くしてくれます」と紹介してくれたが、これは日本人、特に男性には苦手なところだろう。ベトナム人は日本人に比べると、男女ともに言葉を掛けることにマメで、相手を褒めることに躊躇(ちゅうちょ)もない。 「言葉にすること」の大切さは、社員との関係でも同じと言える。私自身、軽い気持ちでベトナム人社員を褒めたら、見違えるように仕事を頑張ってくれて驚かされたことが何度もある。 丹後さんの話で、一同が深くうなずいたのが「ベトナム人は鏡みたいなもの」という言葉だ。不機嫌に接すれば不機嫌に返してくる、笑顔で接すれば笑顔が返ってくる。万国共通とも言えるが、ベトナム人にはこの傾向が強いと思う。 日本の接客業の人は、こちらが不機嫌でも笑顔で接してくれる。ベトナムでは愛想のない店員さんが少なくないが、笑顔で話し掛けると、仏頂面が一転、こぼれんばかりの微笑みに変わる。そんな経験をお持ちの人は多いだろう。 2人の話を聞いて「ベトナム人の奥さんとより良い夫婦関係を築くコツは、ベトナム人社員との人間関係づくりにも共通するものが多い」と感じた。ベトナム人の社員がやる気のなさそうな時には、自分は仕事を嫌々やっていないかどうか。ベトナム人の社員が機嫌の悪い時は、自分は仏頂面で接してないかどうか。わが身に立ち返ってみてはいかがだろうか。 【写真キャプション】 10周年記念の会合には、会員のうち20人が参加した。奥さんへの配慮から、毎回夜9時すぎにはお開きとなる。 (初出:時事速報ベトナム版2020年07月28日/改稿:2021年08月02日) コメント(0)